第三者請求

第三者、いわゆる本人以外から回収を計ります。

違法とまではいかなくても反社会的であることに違いありません。

借金も税金もとりやすい相手から取るのが社会の常識

貸金業は示談契約書などを取り交わして長期弁済させることもありますが、個人が第三者債権を管理することは実際問題ムリでしょうし、念書なんかを取ると墓穴を掘りかねません。

よって、証拠の残らない口先だけの約束でカタを付けるのが貸主にとっても都合が良く、あるいは少々貸し金を割り込んでも一括で貰えるならその方が良いといえます。

なお、前項「金策させる」に至った相手からはこの方法で回収することを最優先としたほうが、最終的には相手を含めて八方が丸く収まるはずです。

敵意をむき出しにしている場合

敵意を著す理由はハッキリしており、それは「同様な過去や現在」があるからに他なりません。つまり、第三者請求的なことは他からもアプローチがあると判断できます。

こうなると他所と競争になるのは言うまでもありません。ちなみに過去に同様なケースがあった場合の敵意は債務者本人に向きます。

でも、敵意云々は別にしても払う意思がなければ結局は同じことです。

最も多いパターンは、『あんなヤツのことは知らん!』でありましょう。このままでは以降の進展どころか電話さえかけづらくなってしまいます。

そこで見え透いたウソで理由をつくる

『「実は借主がお宅に言ってくれ」と言われてるから電話している』とか言って、さも当然のように接する。

そういうときの反応は、「ウチは関係ない」「保証人になった覚えはない」の類ですが、それを確認する術はないし、元々根拠の無いことをやっているのは自分の側なので、『そんなんは関係ない。本人がここに電話しろと言ってるのだから貸金が戻ってくるまで電話する』で突っぱねるだけ。

訪問した際も同じく、『ここに住んでるのだから払ってもらうまでは何回でも来る』で突っぱねる。

念のため書いておくのですが、ヤクザ屋さんが『テメー何度でも来るから覚えてとけよ』っていうのとは全然意味が違います。

これを借主当人が聞きつけて文句を言ってくることも考えられますが、そんなのは「言った言わない」の水掛け論で流してしまえばいいし、これで借主当人が出てくればしめたものです。

いずれにしても、素のままでは話さえ聞いてもらえないのならプレッシャーをかけてでも話を聞いてもらえるように仕向けなければ進展はありません。

落としどころ~反社会的な行為ゆえに早期決着を旨とすべし

となるとその方法ですが、これも嫌がらせをするしかありません。

方法は単純であって、今までは当人に言っていた「払ってくれ」を「何とかしてくれ」に変えるだけのことであり、電話も請求書も全く同様です。

『あんなヤツのことは知らんっ』が、『頼むから止めてくれ』に変わるまで継続。

  • 頼むから~になる頃には今までと違う展開になっているハズです
  • 『頼むから~』という頃には他所から借金してでも払ってくれます

第三者請求においての要点は3つしかなく、それは・・・

  • 関係者に債務者の現状を尋ねるのは正当な債権保全行為
  • 「請求」に該当する語句を使わなければ請求したことにはならない
  • サラ金でもヤミ金でも暴力団でもない一個人の「行き過ぎ」に司法は介入しづらい

・・ということを逆手にとって行います。

反社会的な行為と貸金回収を天秤にかける。

鬼だな.こんな非常識なことやれるかいな!

・・・と思うアナタは正常です。こんなのは狂気そのものだと僕は思います。

でも、反社会的な行為というのは無関係の人が感じることであって、己が当事者だとすれば何としても獲りたいという考えに至るのは普通です。

そういう意味でこのページは存在するのですが、これをやる前に必ず自問自答をしてもらいたいです。

  • 親や子供に言えないようなことをやろうとしている
  • これからやろうとすることに正義はない

その上で、『わかってはいるけど返してもらわないとこちらの生活が困る』というならば、誰に何を言われようが獲るべきだと僕は思います。

逆にいえば、当事者なのに反社会的だ何だと理由をつけているうちはそれほど困っていないともいえます。踏み倒されても善人でいたいならこんなムチャクチャなことをやってはいけません。

念のため書いておくのですが、ここの主意は「回収」なので債権者側に傾向した書き方をしていますが、これを跳ね除ける術は幾らでもあることを忘れないで下さい