正しいサラ金の利用法?

「ちょと借りるだけなのになんでそんなコトまで聞かれるの?」、と思っている方が数多くいます。

金銭貸借の契約の重みは別として、その「ちょっと」が本当に「ちょっと」なのか考えてみましょう。

借りても大丈夫な金額の目安

サラ金側の目安(タテマエ)は年収の1割で落ち着いていますが、僕自身は総借入額の年率額<手取り月収までなら大丈夫かと思っています。

サラ金風に言えばおおよそ年収の3割ですが、例えば年率30%で手取り月収30万の人だと100万までなら大丈夫。年率が15%で手取り月収50万の人なら300万くらいまでなら大丈夫かと思います。

2010年6月に施行される改正貸金行法の総量規制で、総借入額は年収の3割に制限されることになりました。

しかしそれは、予定された返済の見込みがあってのことです。殆どのサラ金では最終返済期限を設けていませんが、それをいいことに長期化すればドロ沼化するのは確実です。

よって、最長でも半年、理想は3ヶ月。ボーナスなどを含めた予測収入で半年後までに完済できる目途の無いカネは借りるべきではありません。

15%だろうが29%だろうが二桁台の年率は長期返済向けの金利ではないのです。

毎月の給料の中から3年で計画的に返済しよう!・・・なんて考えは実に的外れ。

ちなみに借り入れの限度額で書いた「総借入額の年率額<手取り月収」は、万が一予定に狂いが生じてもなんとか返済しきれる限度額のことです。

利用目的

基本的にサラ金などの借り入れは「短期の運転資金」的な要素に限定すべきと思います。

つまり、待つことによるリスクや損失がサラ金の金利を上回る場合は借りた方が結果的に良い選択であることも否定できません。この一点に限って言えば、サラ金とは非常に便利でありがたい存在です。

最悪なのは生活費

「あまり良くないねぇ」程度と思われがちですが、とんでもない。

生活費のために借りるのは犯罪に等しいことを認識すべきです。

生活費を借りてはいけない

「あと1万円あれば・・」というときにはサラ金は非常に便利なものです。10数年前はサラ金=社会の落伍者のイメージがありましたが、近年の広告努力による利便性は素直に認めます。

でもしかし、、、一般個人がサラ金で借金する理由なんて滅多にありませんよね?

イメージがどうあれ借金は後ろめたくするものです。

正しい利用法?

ひとことで言えばこんな感じです。

  • 便利だと思うならば、借りればよろしい
  • 止むを得ずの気持ちなら、それは借りるべきではない

最近はサービスは「購入」という表現をするようです。

旅行や風俗に行くために借金するなとは言いませんし、少しくらいならとやかく騒ぎ立てることもないと思います。

しかしその為に借金をするのでしたらこれくらいの事は充分理解しておくべきでしょうね。