給食費・理由なき滞納
社会で実に問題になっています。(2005年)
給食費というのは皆さんのご想像のとおり、義務教育、とりわけ小学校で出される昼メシの代金のことです。
何百人分の食材と人件費がかかっていますので莫大な金額になります。
給食費は払え!
聞くところ(2005年)によりますと、8%以上の親がこの給食費を払っていないらしい。その中の約半数は理由なき滞納というから実に驚きであります。
目的は節約なのでしょうが、こういう人が増えてくると必然的に「自分も払いたくない」と考えている人が出てきても不思議ではありません。
ちなみに給食費の時効は2年ですが、ひょっとしたらこのテのサイトに「給食費の時効は2年」とか「義務教育施設内の経費は払う必要無し!」と書いてあって、そういうのでくだらない知識を身につけた人もいるかもしれません。
とにもかくにも公共の場でメシを食うルールとマナーを教える場であるところの費用を意味もなく払わない親がいるのですから困ったものです。
そういう費用を払わない親が教育した子供がどういう性格に育つかは容易く想像でき、あるいは恐ろしくもあります。
「払えない」と「払わない」はまったく違う
生活困窮が理由に入っております。その原因は大雑把に次の4つに分類できます。
- 身体的な理由で就労できない(ケガや障害や加齢)
- 育児で就労できない
- 失業や給与引き下げによる家計圧迫(自営業者の経営不調も含む)
- 個人的な債務超過(サラ金やカード、無謀な住宅ローンや保険のかけ過ぎも含む)
公立の学校では免除制度もありますが、「1」の身体的な理由による生活困窮でもなければ利用すべきではないと考えます。(※以下は全て「1」は除外)子は親を見て育つのですから「払わなくてもまかりとおる」という事実は給食費が必要な年齢=小中学生の人間形成において決して好ましくないはずです。
僕も子供(2004現在0歳児・2010年現在小学1年生)がおりますが、給食費なんてのは月々¥5,000前後、、、ってコトは、約5時間分の労賃です。
1ヶ月、30日、720時間の中でたった5時間
子供のために、これくらい余分に苦労してやれないものなのか?
教育の現場より
たまにアンケートで教職員と思われる方から実態レポみたいなご意見が届きます。
皆さんのご想像どおり、未払いに対する対策でアタマを抱え込んでいる方が多いようです。
(クレサラバンクに寄せられる関連意見の中で)悩みのネタの大半は、払う気がない親が多すぎるといったもの。付け加えれば、一般的見解の「やむを得ない理由」によって給食費を払うことができない人ってのはほとんどいないらしく、いたとしても職員会議の議題には上がらないらしい。
何が困るのかは少々カンのいい方ならお気づきでしょうが、つまりは「払う気がない人」からお金を回収するのは極めて困難なのです。
サラ金社員のシゴトは「払う気がない人」を払う気にさせるのが仕事ですが、教職員の方々はそれがシゴトではありません。「払う気がない人」には法的措置が有効ですが、差し押さえしようにも金額が金額なので逆に赤字は増えそう。
それに取り立てろ、っていっても学校の先生がサラ金みたいに取立てをするのはどうかとも思う。
そんなくだらないことに時間を使うよりイジメ問題とかに力を入れてもらいたいと僕は思います。
掲示板ご利用の手引き
給食費問題についての専用スレッドを設けましたので意見交換などにお役立てください。
但し、ルールがあります
書きこみできる方は当事者のみです(立場を明記してください)
- 学校の教職員の方
- 小中学校のお子様をおもちの方(給食の有無は問いません)