家族の借金

いくつかのパターンがありますので十把一絡げに「こうすればいい」とはいえません。

FAQ形式で書いてみます。

2010年の再編で気付いたのですが、このページで書かれていることは主に「夫婦間」および「同居の親」が対象であり、「同居の子供」には触れていません。

内緒なのか知らなかっただけなのか

結構重要なことです。

内緒ということは、使途、内緒の理由など、生活習慣に対する疑惑といえます。既婚者の場合は不倫や非常識な賭事、あるいは仕事先の重大な問題が思い浮かぶのでかなり深刻になってきます。

意識的に隠している借金を放置すれば、取り返しのつかない事態に発展する可能性は多々あります。

しかし逆に、単純に今まで知らなかっただけで本人は隠すつもりがなかった場合、これを問い詰めると信頼の破綻につながりかねないので注意が必要といえます。

⇒「証拠を手に~」という方法は最悪です

バレたときに怒られて済む借金は怒られるのがイヤなので隠しているだけなので根は深くありません。それに対してバレたとき大問題に発展する借金はお金だけでは終らないのが怖いといえます。

たとえば「小遣いが少ないときに友人と風俗に行ったときの借金」なら怒られるだけで済みますが、「妻とは別の女にいれあげたあげくの借金」はおおごとです。

借金の総額が知りたい

よくありがちですが、知ったところでどうするのですか?

知りたいと思う人に限って代わりに払おうとしたり具体的な対策を考えている人は少ないようですが、そういうのはエネルギーの無駄遣いですし、払うつもりもないのに知りたいのは単なる好奇心であり、そういうのは性悪といいます。

勘違いしてはいけないのが、「10万なら大丈夫で100万はいけない」ということではありません。

金額の大小にかかわらず借金は減っていれば問題ありません

→どうしても知りたいなら本人と一緒に信用情報センターへ行きましょう

請求の電話がかかってきた

延滞しているということです。

初期延滞では業者は社名を名乗りません。名乗るのは担当者の個人名と電話番号だけです。

顧客の名前はフルネームで呼びますので電話番号をメモしておけば何件借りているのか判明します。同日に複数の相手からかかってくる場合は多重債務なので早急に問い詰める必要があります。

→話し合いをするキッカケと考えましょう

請求書がきた

明らかに企業が発送していると思われる封筒に会社名が入っていなければ、それは明らかにサラ金の請求書です。差出人の人称が「還付先」とあり個人名が記載されているものも請求書です

信販会社と違ってサラ金の請求書は延滞しない限り発送しないので請求書=延滞となります。

無視してもかまいませんが、話をしたいのであればよいキッカケになります。

開けてしまえばいいのですが、その場合も「ごめんなさい。間違えて開けてしまった」というように下手に出ることが大切です。

⇒「アンタ、何よコレは!」というのは最悪です

取り立てがきた

これは末期症状です。

何故ならば、サラ金は余程の不良延滞者でなければ家にまで来ません。病気などの特別な事情がないのに来るということは、既に通常の返済は不可能と判断したからこそです。

ここで大事なのは1点だけで、間違っても立て替え払いをしてはいけません

たとえ1円でもダメです。

早急にしかるべき弁護士などに相談することを勧めます。

⇒本人との話し合いだけで解決しようと考えるのは時既に遅しです

そういうアナタにも責任はあるのです

「あんたが悪い」のひとことで片付けてしまっては前にすすむ余地がありません。

隠れて借金をするのは個人的なことですが、多重化するのは必ず家庭にも原因があります

世の奥様方が激怒しそうな「妻の責任」の例
  • 生活費の依存 (低所得世帯は今時共働きが常識)
  • 仕事や交友関係への無関心 (知らないと異変や暴走に気付きませんし愛情も冷めます)
  • 育児中の八つ当たりや家事放棄 (それで受けたストレスは外で発散するしかないです)
  • セックスレス (男性の性欲は女性のそれとは違うので「拒否」をされれば風俗通ったり浮気する可能性は少なくないです)

借金には原因がありますが、「サラリーマン夫」の場合、借りたお金の使途が「普通」でないときに発生当時の背景状況を突き詰めると、だいたい上記4つに行き着くようです。

借金の責任を本人だけに追及するのではなく、周りの家族にも責任があるということを自覚し、決して「借金をするあなたが悪い」というような話ではなく、「一緒に解決したい」という気持ちで話をしないと家庭が崩壊します。

逆に、そういう会話が成立しなければ共に生活するべき相手ではないと思います。

⇒離婚したいのなら見るサイトが違いますので・・・・